Windowsのオフライン端末でAndroid Studioを使えるようにする②

前回でオンライン端末の環境構築が完了した。
今回はオフライン端末で環境を構築し、エミュレータが起動できるところまで確認する。
事前準備として、オフライン端末で「Windows  ハイパーバイザー プラットフォーム」が有効化されていない場合は予め有効化しておく。

オフライン端末へのインストール

  1. オンライン端末で前回Android SDKをダウンロードしたフォルダを圧縮する。
  2. オフライン端末上にandroidフォルダを作成し、以下2つのファイルをオフライン端末に渡す。
    ・1で圧縮したAndroid SDKのzipファイル
    ・前回ダウンロードしたAndroid Studioのzipファイル
  3. オフライン端末で各圧縮ファイルを展開しておく。
    ※Android Studioはオンライン端末と同様にバージョン情報を付与した。
    D:\android
    |-- android-sdk
    |-- android-studio-2024.2.2.13
  4. オンライン端末と同様にAndroid Studioのセットアップを進めていく。
  5. インターネットに接続してSDKコンポーネントの検索が始まるがオフライン端末なので勿論取得できない。タイムアウトするまで気長に待つ。
  6. アドオン一覧の取得失敗のエラーが表示される。[Cancel]ボタンを押下する。
  7. インストール方法の選択画面が表示されたら、オンライン端末と同様にCustomを選択して[Next]ボタンを押下する。
  8. SDKのセットアップ画面が表示される。3で展開したAndroid SDKのパスを指定し[Next]ボタンを押下する。
    ※この画面でもインターネット接続しようとしてるようで[Next]ボタンが押下できるようになるまで時間がかかる。
  9. 後は何も意識せず、進んでいき[Finish]ボタンでセットアップを完了する。
  10. Welcom to Android Studioの画面が起動した。

Androidエミュレーターを動かしてみる

  1. ProjectsのMore ActionsからVirtual Device Managerを押下する。
  2. Device Manager画面が立ち上がり、アクセス許可の確認画面が表示されるため、[許可]ボタンを押下する。
  3. Device Manager画面からCreate virtual device…を押下する。
  4. Virtua Device Configration画面で作成するAndroid エミュレータのタイプを選択し、[Next]ボタンを押下する。今回は「Medium Phone」を選択した。
  5. システムイメージの選択画面が表示される。[Next]ボタンを押下する。
  6. エミュレータの設定画面が表示される。特に変更する必要が無かったのでそのまま[Finish]ボタンを押下した。
  7. Device Manager画面に作成したエミュレータが追加された。[開始]ボタンを押下してエミュレータを起動してみる。
  8. 無事起動できた。

今回は以上。

コメント